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幼児から少女への臓器移植 [その他]

日本中が注目する、富山大病院で行われた6歳に満たない幼児の臓器を、
10歳に満たない児童へ移植するという、
日本では前代未聞の臓器移植の手術が終わりました。

臓器を提供していた幼児は、
低酸素脳症で富山大学付属病院に入院していましたが、
脳死と判定され、親族が臓器提供を申し出ました。

幼児から摘出された臓器は、心臓、肝臓、2つの腎臓で、
心臓は15日の夕方に10歳未満の少女への臓器移植手術が完了していました。

残る臓器、肝臓も今朝未明、
10歳未満の肝不全で闘病中だった少女へ、
腎臓も慢性糸球体腎炎で臓器提供を待っていた60歳代の女性へ、
それぞれの移植手術が今朝無事に終わりました。

これで6歳未満の幼児から摘出された全ての臓器移植手術が完了したことになります。

その後の経過が注目されているところですが、
60歳代女性への腎臓移植の手術を行った富山県立中央病院では、
7時間半以上にわたる大手術となったが、執刀医は幼児からの臓器提供だったため、
手術を慎重に行った結果、長い時間がかかったが、
移植された患者から無事に尿が出て安堵した、とコメントしています。

一方、肝臓移植手術を行った国立成育医療研究センターも、
8時間に及ぶ大手術となったが、手術は無事終了し、
今は患者である少女はICUで治療中です。

今後患者の経過観察が必要と思われますが、
幼児からの臓器移植が結果的に成功すれば、
今後国内で臓器移植手術の件数が加速度的に増えることが予想され、
臓器提供をした幼児の小さな命が、大きな扉を開いたことになるのです。

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